妊婦健診について
妊婦健診はお母さんやお腹の中の赤ちゃんの健康状態を定期的に確認し、妊娠が順調に進んでいるかどうかなどをチェックする大切なものです。定期的に検査を受けることで、出産時のリスクを軽減し、少しでも心配や不安をなくして出産に臨むことができます。
当院の妊婦健診の特徴
じっくりと赤ちゃんに会えるエコー
「優しく丁寧に」がモットーの院長が、毎回じっくりとお話を伺います。そして、お腹の中の赤ちゃんが順調に成長しているかを判断するため、またかわいい姿をたくさん見ていただくため、時間をかけてエコーを行います。
当院では経腹エコーの際に、毎回4Dエコーを行っています。条件が良ければ胎児の状態を立体的に見ることができます。
※エコーではわからない異常があります。
※向きや条件によっては見えないこともあります。
個別でゆっくりと保健指導・相談
スタッフが個々の悩みに合わせて個別でじっくりと保健指導をさせていただきます。また、妊娠中だけでなく出産や入院中も継続して顔なじみのスタッフがサポートをさせていただくので、安心して過ごしていただけると思います。
妊婦健診の対象
当院で出産される方
少しでも妊娠生活を安心・安全で快適に過ごしていただけるようサポートさせていただきます。私たちにとって一番大切なことはお母さんと赤ちゃんの気持ちです。どんな些細なことでも気軽に相談してください。
エコー中の画面は、ご自身の携帯電話などで撮影をしていただくことも可能です。撮影したものをご家庭で家族とともに見ていただくことができます。
※個人情報に留意し、スタッフ等は写らないように配慮をお願いします。
当院で里帰り出産をされる方
当院で出産ができるかどうかを確認させていただきます。妊婦健診を受けられている産院の紹介状をお持ちいただき、妊娠20週ごろまでに、一度受診し分娩予約をしてください。
※お電話にてお問い合わせ、受診予約をしてください
»当院での分娩を希望される方へ
他院で里帰り出産をされる方へ
当院の近隣にお住まいで、里帰り出産するまでの継続した妊婦健診も行っています。里帰りまでは当院で出産される方と同じように健診をさせていただきます。
マタニティ外来
当院では、妊娠中に計4回程度の助産師外来を設けています。(里帰り出産の場合など、受診時期によって回数が異なります)当院オリジナルのテキスト(おぐりんファイル)を使用して保健指導をさせていただきます。
妊娠中の生活や注意点、出産について、育児についてなど個々の悩みに合わせて行います。どのようなことでもお気軽にご相談ください。また、当院では母親学級などの集団指導は設けず、育児体験などご希望に応じて個別で行います。こんなことを知りたい、こんなことをやってみたい等あれば、お気軽にご相談ください。
妊婦健診のスケジュールと検査内容
妊婦健診の標準的な受診のタイミングと回数は妊娠初期(妊娠8週頃)から23週までは4週間に1回で計4回、24週から35週までは2週間に1回で計6回、36週から出産までは1週間に1回で計4回、トータルで14回とされています。検査内容としては標準的には以下のようなものです。
※健診日以外でも悪阻(つわり)がひどい、出血がある、お腹が痛い等々、何かおかしいなと感じたらすぐに受診ください。
毎回共通する基本的な項目
- 健康状態の把握・・・妊娠週数に応じた問診・診察等を行います。
- 検査計測・・・妊婦さんの健康状態と赤ちゃんの発育状態を確認するための基本検査を行います。
基本検査例:子宮底長、腹囲、血圧、浮腫、尿検査〔糖・蛋白〕、体重〔1回目は身長も測定〕 - 保健指導・・・妊娠期間を健やかに過ごすための食事や生活に関するアドバイスを行うとともに、妊婦さんの精神的な健康に留意し、妊娠・出産・育児に対する不安や悩みの相談に応じます。また、家庭的・経済的問題などを抱えており、個別の支援を必要とする方には適切な保健や福祉のサービスが提供されるように、市区町村の保健師等と協力して対応します。
必要に応じて行う医学的検査
妊娠初期~23週
- 血液検査(初期に1回)・・・血液型(ABO血液型・Rh血液型・ 不規則抗体)、血算、血糖、B型肝炎抗原、C型肝炎抗体、HIV抗体、梅毒血清反応、風疹ウイルス抗体
- 子宮頸がん検診(細胞診)(初期に1回)
- 超音波検査(期間内に2回)
妊娠24週~35週
- 血液検査(期間内に1回)・・・血算、血糖
- B群溶血性レンサ球菌(期間内に1回)
- 超音波検査(期間内に1回)
妊娠36週~出産まで
- 血液検査(期間内に1回)・・・血算
- 超音波検査(期間内に1回)
※このほか、妊娠30週までに1回
- 血液検査・・・HTLV-1抗体検査
- 性器クラミジア
妊婦健診を受けず、陣痛が始まってから救急車などで病院に運ばれる方もいらっしゃいますが、医療機関側ではこれまでの経過が分からず、母子ともに非常に危険な出産となってしまいます。また受け入れられる医療機関も限られます。必ず妊婦健診は受けておくようにしましょう。健診費用には公費による補助制度があります。妊娠がわかったら、お住いの市区町村に「妊娠届」を出すようにしましょう。
待合室にてゆったりとお待ちいただけます。
妊婦さん専用の駐車場です。